このナルシスト野郎!
「3じゃー!!!」


その場にあったシャーペンを握り、勢い良く輝に向かって投げた。(※大変危険ですので、よいこは絶対に真似しないで下さい…)


ーグサッ。


シャーペンは、輝のオデコに見事に刺さった。


一気に輝に群がっていた女子達は静かになった。

輝は不思議そうな表情で辺りを見渡す。



…ヤバ!目が合った!



あたしは、慌てて窓を閉め、その場に伏せて身を隠した。



(あたしの事なんて普通に忘れてるわよね…)


そう自分に言い聞かせ、席に着こうとしたその時…
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