憧れのイケメンモデル
ある日の〜お昼休み〜

それぞれ仲良しグループで弁当を食べている時だった。



「なー? 旬って女いんの?」


誰もが聞こえる声で、おしゃべりな龍くんが聞いた。

耳はおおきくダンボ。



「いないよ。今はフリー」

「へぇ。チビが本気なんだとー」



体中が熱く変な汗が出る。

聞かれてたんだ。



「……ぅ、ん」気まずい


あの事件から。

旬は、声をかけてくれなくなった。

ただでさえ、遠い存在だったのに。

挨拶すらしない方が多かったのに。








< 6 / 23 >

この作品をシェア

pagetop