ディーダラス2064
「そう…それも軍が、WSCの計画に割り込もうとしている計画に深くかかわっていた」

「あなたのことは知っていた…特殊任務を帯びた宇宙飛行士だって。」



カオルにとっていつも感じている感情というものがあった
なんとなく自分の周りの人間はカオルのことを軽く見ている

それは自分に自信が持てないという感情には結びついては居ないが
苛立たしい感情だった

カオルにとって特にそういった感情誘発させていた自己意識は
女性っぽい容姿だった

しかし特にそれはカオルにとって不利にはならなかった
そういったか細い身体を持ちながらもカオルには
高度すぎるほどの戦闘能力が備わっていたし

いつも、自分から望んだ結果によって、全てを示してきたつもりだった。

実際カオルは荒々しい性格も持っていた


「軍のことは承知だ、分かってる
 大体の事情は分かっている
こうしてキミが僕にしゃあしゃあと事実を公表しているのは事態が変わったからだ…そうだろ。」

ミディは首を縦に振った。

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