ディーダラス2064
「俺は そんなの好きだ
地球政府は、軍までこのデーダラスに属させてどうかしている
地球人は彼らよりよけいに好戦的だと感じる

なんとなくね
そんな風に思えるんだ」


「ウィルスのことはどう思います」

「俺はそんなことどうでもいい
彼ら太陽系外からの旅人と握手でもしたい
音楽を共に奏でるように
彼らと共有した時間が持てたにら
それで充分だ」

「僕は思います
人類は彼らから学べるものがあるって
人類のテクノロジー発展のためにも
彼らと深くかかわっていくべきだと
でも
彼らと軍事的立場で接しようとしている
このディーダラスの一部の軍属は
少し行き過ぎている気がします

僕は心配です
彼らに誤解を与えないかって」


「大丈夫だよ ぼうや」

「えっ…?」

「何かとてつもないことが起こる
そんな気がする
人類が仰天するくらいの
でも
困ったことじゃない
俺にはわかる
何か共有が始まりそうなことが」
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