ディーダラス2064
カオルにはその乱交パーティーで気になる一人の異性と知り合った。
不思議なものである
モラルとか羞恥心とかにはそれほど敏感なほうではなかったが
その女性のことを意識したとたん自分というものをちゃんと立て直さなきゃと思えてくるのだから。
カオルは自分が自分で何をしているのかわからなくなって
異常な空気のその場を少し離れた…
ミディと知り合ったその日の夜のことは良く憶えている
初恋だった…
乱交パーティーの場に居るその女性に未練はありながらも
さっさとその場を後にして小型ヴィークルに乗り込もうとしたとき
ミディは後を追っかけてきてくれた
渡りに船だった
ただ、早々に退散しようとしている原因を作った張本人に対して
カオルのとった行動は意外なものだった。
「たいした女だ…あんな場所に参加してるんだ…貞操観念の無い馬鹿な女だ」
「あんたも同じでしょ…理由も分からず人を見下さないでよね。」
旧世紀のダウンタウンを想わすネオンの佇まいに
月夜がネオン以上に ミディを幻想的に照らしている
不思議だ
これまでこんな女よりずっと綺麗な女性と一緒に食事をしたりした
でも今は この女が最高に見える
「こんな気持ちは初めてだ…」
不思議なものである
モラルとか羞恥心とかにはそれほど敏感なほうではなかったが
その女性のことを意識したとたん自分というものをちゃんと立て直さなきゃと思えてくるのだから。
カオルは自分が自分で何をしているのかわからなくなって
異常な空気のその場を少し離れた…
ミディと知り合ったその日の夜のことは良く憶えている
初恋だった…
乱交パーティーの場に居るその女性に未練はありながらも
さっさとその場を後にして小型ヴィークルに乗り込もうとしたとき
ミディは後を追っかけてきてくれた
渡りに船だった
ただ、早々に退散しようとしている原因を作った張本人に対して
カオルのとった行動は意外なものだった。
「たいした女だ…あんな場所に参加してるんだ…貞操観念の無い馬鹿な女だ」
「あんたも同じでしょ…理由も分からず人を見下さないでよね。」
旧世紀のダウンタウンを想わすネオンの佇まいに
月夜がネオン以上に ミディを幻想的に照らしている
不思議だ
これまでこんな女よりずっと綺麗な女性と一緒に食事をしたりした
でも今は この女が最高に見える
「こんな気持ちは初めてだ…」