-恐怖夜話-
・
1月某日 水曜日
―午後11:00―
今日は、ついていない。
これ以上ないくらい、最悪についてない1日だった。
『鈴木さんってもう入社3年目でしょう? こんな単純ミスばかりじゃ、給料泥棒って言われても仕方がないわね』
直属の上司・『お局さま』の、ちょっと意地の悪いメガネ越しの視線と言葉を思い出して、最悪な気分が更に落ち込んでいく。
「はぁ……」
私が悪いのだから文句は言えない。
だけど、あの言い方はないんじゃないかと、思わずため息が出る。
お小言は長いし、細々とした事務処理に思ったより手間取るし、帰宅はこんな時間になってしまうし、疲れたし。
何より、あんなケアレスミスを連発する自分のうっかりさ加減が嫌になる。
本当、最悪。
1月某日 水曜日
―午後11:00―
今日は、ついていない。
これ以上ないくらい、最悪についてない1日だった。
『鈴木さんってもう入社3年目でしょう? こんな単純ミスばかりじゃ、給料泥棒って言われても仕方がないわね』
直属の上司・『お局さま』の、ちょっと意地の悪いメガネ越しの視線と言葉を思い出して、最悪な気分が更に落ち込んでいく。
「はぁ……」
私が悪いのだから文句は言えない。
だけど、あの言い方はないんじゃないかと、思わずため息が出る。
お小言は長いし、細々とした事務処理に思ったより手間取るし、帰宅はこんな時間になってしまうし、疲れたし。
何より、あんなケアレスミスを連発する自分のうっかりさ加減が嫌になる。
本当、最悪。