僕が彼女を殺しました・・・。


俺は、しばらく休んでいた学校に久しぶりに行った。




重い制服を着る。

靴を履いて家を出る。



何もかもが以前とは全く違う。



もう、
朝ご飯を作ってくれるお母さんも、
一緒に食べる父さんも、

居ない・・・。





「・・・いってきます。」


―――バタンッ










学校の近くまで来た時、

周りの生徒が俺を見る。




まぁ、こんなの予想してたけど・・・ウザイ。




―――ガラッ


教室のドアを勢いよく開けると、

さっきまで騒いでいた奴等が、
みんな一斉に黙ってしまった。


俺は気にせず、黙って入る。


俺の席だったところに違う奴が座ってた。




あぁ、席替えしたのか。



「なぁ、俺の席どこ?」



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