僕が彼女を殺しました・・・。


一週間が経っても、学校は変わらなかった。

前より酷くなってる。



下駄箱には、
知らない名前が書いてある手紙が
何通も入っていて、

その手紙の内容も

反吐が出るものだった。



『元気出して。』

『あたし、長瀬君の支えになりたい。』

『大好きです。』





女って・・・何でこうなんだ?


見た目が良けりゃ
それだけで寄ってくる。


俺の性格
俺の好きなもの
俺の嫌いなもの


何一つとして俺のことを知らないくせに、

好きだと言ってくる。



そこに“愛”は無い。











偽りの言葉――

――冷たい眼差し

醜い愛情――

――偽善の同情




―――全てが嘘の塊――




俺は何も信じられなくなっていた。



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