僕が彼女を殺しました・・・。
◆第2章
escape
次の日、俺は朝早くに家を出た。
千里の顔を合わさないために・・・。
朝の冷たい空気が、
俺の肌には心地よかった。
腫れてしまった瞼を、
優しく癒してくれる。
このまま、『無』になってしまいたい。
この手が、どんどん透けて、
消えて無くなってしまえばいいのに・・・。
そんなことを考えながら、
学校に着いた。
教室には、俺が居るだけ。
誰の姿も、息の音もしなかった。
ふと、目を閉じた。
―――ハッ
すぐに目を開けた。
一瞬で体が凍りつく。
目を閉じると、
そこには・・・・
千里の顔を合わさないために・・・。
朝の冷たい空気が、
俺の肌には心地よかった。
腫れてしまった瞼を、
優しく癒してくれる。
このまま、『無』になってしまいたい。
この手が、どんどん透けて、
消えて無くなってしまえばいいのに・・・。
そんなことを考えながら、
学校に着いた。
教室には、俺が居るだけ。
誰の姿も、息の音もしなかった。
ふと、目を閉じた。
―――ハッ
すぐに目を開けた。
一瞬で体が凍りつく。
目を閉じると、
そこには・・・・