僕が彼女を殺しました・・・。

「浩一・・・浩一・・・。」


ベットの中で何度も咲が俺の名前を呼ぶ。



その声を聞いて俺は・・・



本当に俺は最低な奴だ。

ここまで来てもまだ俺は・・・


あいつの事を考えてるんだから。





頭の中に思い浮かぶのは、

千里だけだった。






だから俺は、抱いてる時に

咲の名前を呼ぶことは無かった。




何度彼女が俺の名前を呼んでも、

俺は返す事ができない。


君の名前を・・・呼ぶことが出来ない。












俺も千里も、

時々こうして他の奴の所に行くようになった。
















< 46 / 151 >

この作品をシェア

pagetop