僕が彼女を殺しました・・・。
「浩一・・・浩一・・・。」
ベットの中で何度も咲が俺の名前を呼ぶ。
その声を聞いて俺は・・・
本当に俺は最低な奴だ。
ここまで来てもまだ俺は・・・
あいつの事を考えてるんだから。
頭の中に思い浮かぶのは、
千里だけだった。
だから俺は、抱いてる時に
咲の名前を呼ぶことは無かった。
何度彼女が俺の名前を呼んでも、
俺は返す事ができない。
君の名前を・・・呼ぶことが出来ない。
俺も千里も、
時々こうして他の奴の所に行くようになった。