僕が彼女を殺しました・・・。
そんな訳無いのにな。


そんな簡単に

人は死ねない・・・・。







目を開けると、

もう空は薄暗くなっていた。



「・・・帰ろう。」


重い足を動かして、バス停まで歩いた。



今の時刻は9:27。

次のバスは・・・20分後か。


家に着くのは10:30くらいになるな・・・。





母さん達・・・心配してるだろうな。

千里も・・・心配してくれてるんだろうか。


こんな俺を・・・今でも心配してくれるかな・・・。






千里のことを考えた途端、

早く家に帰りたくなった。



早く帰って、千里に会いたい。



しばらく千里に会っていなかったけど、

今日は俺からあいつの部屋に行ってみよう。





会って・・・







もう一度気持ちを伝えよう。

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