僕が彼女を殺しました・・・。
やっとの事で家に近くのバス停まで来た。
バスを降りて、家に向かって歩き出す。
最初はゆっくり歩いてたんだけど、
いつの間にか俺の足は走ってた。
早く・・・早く千里に会いたい。
「ハァ・・・ハァ・・・。」
久しぶりに走ったら、息が切れた。
玄関の前に立って、少し呼吸を整える。
ドアに手をかける。
俺は・・・・
このドアを開けるべきではなかった。
開けなければ良かったんだ・・・。
でも、もう遅い。
俺は、ドアを開けてしまったんだから・・・・。
―――ガチャッ