僕が彼女を殺しました・・・。
「千里・・・・。」
お前・・・本当に死んだのか?
俺を置いて・・・
本当に死んじまったのか?
こんな姿の君を前にしても、
俺は信じられねぇよ・・・。
こんなとこで寝てないで・・・
起きろよ・・・・。
目・・開けろよ・・・。
なぁ・・・千里。
お前が死んだら、
お前を守るって・・・
一生お前の傍に居てやるって・・・
そう誓った俺が馬鹿みたいじゃねぇか・・。
彼女の真っ白で冷たい手を両手で握る。
「千里・・・愛してる。」
「世界で一番・・・お前が好きだよ。」
・・・これからも
・・・ずっと一緒だからな。
「浩一君。これを。」
警察のおっさんが、俺に何かを差し出した。