僕が彼女を殺しました・・・。
目の前には千里が居た。
いつもみたいに
笑ってる。
俺の大好きな笑顔だ。
え?
何て言ってんだ?
なぁ、聞こえねぇよ。
もっと大きな声で言えよ。
じゃないと分かんねぇよ。
おい、どこ行くんだよ・・・
待てよ!!
千里ッ!!
俺、お前に言いたい事や、
聞きたい事がたくさんあるんだよ!!
待ってくれ!!千里!!
「ハッ!!!」
起きると、
俺の体は汗をびっしょりかいていた。
千里が・・・笑ってた・・・。
夢の中で千里が笑ってた・・・。
それだけで俺は・・・
涙が出るくらい嬉しいんだ・・・。
夢なのに・・・
嬉しい・・・。
また・・・俺の大好きな笑った千里に会えた・・・。