丘の上の公園で【完】

そこまで出さなくても聞こえるだろうぐらいの大声をだして、案の定振り返ったミユの顔は欝陶しげな顔をしていた。





たぶん俺だってことに気付いていない。



完全に振り返った彼女を思いきり抱きしめた。





「ちょ、…!?」






周りからの視線や声なんて気にしない。



今は、なんとなく抱きしめたい気分だった。
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