丘の上の公園で【完】
『はぁ…』
そして一人ベンチに腰掛け、下に広がる街と上に広がる空を見つめ、その日一日の自分の行動を改めて、後悔をする。
今日は久しぶりに見る夕日に、より一層癒された。
そもそもここはあまり人が近寄らない。
かなり高い丘の上にぽつんとある公園。
公園といっても、あるのはブランコと砂場だけ。
ブランコなんか乗った日には下に落ちそうになるほど下界がはっきり見えるため、親が心配し、子供もあまり近寄らない。
というか、丘というより、崖というほうがあってる気がする。