恋*クル〜2nd〜


……あたしっ……、服着てないよっ!


まさか武人……。

あたしの覚悟なんか無視して、無理やりヤッちゃった……とか?



「ちょっと、武人っ! ねぇっ!」



あんまりだ。

記憶に残りもしない初エッチなんて。

あたしは怒りながら、武人の身体をゆさゆさと揺さぶった。



「んん……、なに……?」



かすれた寝起きの声を聞いて、あたしはサッと血の気が引いていくのを感じた。

頭まで被った布団から腕がニュッと伸びてきて、顔が露になる。



「い、市橋くんっ!?」



それは……武人なんかじゃなかった。



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