恋*クル〜2nd〜
*自爆と嘘*
お泊り初日の夜――
あたしと武人は、ひとつのベッドで横になる。
初めてのことで、あたしの心臓はずっとドキドキしていて鳴り止まない。
「明日は、何時に起きる?」
ベッドの脇にあるフロアーランプの光に照らされた、あたしのすぐ横にある武人の顔。
至近距離でまっすぐに見つめながら、武人はそう訊いてきた。
「……夏休みだし。ゆっくり寝ていたいし……」
「じゃあ目覚ましはセットしなくていいな」
「……うん」
向かい合わせに横たわる、あたしと武人の身体。
武人の腕が、あたしの腰に回る。