恋*クル〜2nd〜
いつかは乗り越えていくものなんだから。
これをきっかけにして、武人との関係をもっと深いものにしていきたかったから。
あたしは“大丈夫だから”と、懇願するようにして言った。
「次からは痛くないと思うよ。……たぶん」
避妊具の始末を終えた武人がベッドに潜り込み、あたしを優しく抱きしめながら言う。
「……“たぶん”?」
「うん、“たぶん”。女のからだなんて、よく分かんないけど……」
「あんた、意外と無責任なのね」
「無責任って……、俺ちゃんと避妊しただろっ?」
「……だから。そうじゃなくて」