恋*クル〜2nd〜
「いますぐ、戻れ」
後ろ向きに座っている武人のもとに、市橋くんが歩み寄る。
「無理。俺と梓ちゃんは、いつも一緒だから~」
ふざけて言う武人に、市橋くんの目がキラリと光った。
……なんか、すっごい、ヤな予感がするんですけど。
「いつまで一緒にいられるんだろうな」
ちょっ……!!
なっ、何を言い出す気よっ!?
ニタニタと笑う市橋くんを見て、武人の表情が一変する。
やばい、非常にやばいっ!
「た、武人っ。自分の席に戻った方が……」
「どういう意味だよ」