恋*クル〜2nd〜
*突然それはやって来る*
普通なら、キスしてそこで終わり。
……のはずなのに。
「ちょっ……、武人……っ?」
キスのあと、武人の唇がそのまま首筋へと移動してきた。
柔らかい唇が、首筋を下へ下へと這う。
「ちょっと待って……っ」
「……無理」
あたしの制止なんか簡単に振りほどいて、武人はシャツのボタンを上から順に外していく。
その慣れた手つきに対する嫉妬と、初めての怖さで、あたしの頭の中はぐちゃぐちゃになってしまう。