恋*クル〜2nd〜
「あ、梓ちゃんっ!? ヤッたとか、そんなはしたないことを……」
キャーと気味の悪い悲鳴を上げながら、武人は自分の両頬を手で押さえる。
「いいから!」
「……やだよ。梓ちゃん、嫉妬するし」
「しないってば!」
えーっと……と、上目遣いで人数をカウントし始めた武人。
答えが出てくるのを、あたしはごくりと息を呑み、待つ。
「三人」
「さっ、三人っ!?」
「うん」
「……って、ちょっと待ってよ。悦子さんは何人目?」
「三人目」