沉溺于恋爱
「ん??なんだコレ??」
僕が差し出したもの。
それは、さっきの警察官にもらった変なジジイが描かれた紙切れだった。
「なんか…すっごい貴重品らしいですよ!?」
この1000っていう数字がちょっと気になったり。
変な紙切れだなぁ。何の数字だよ??コレ。
ってかこのジジイ誰なの!?
「そうか…これは魔よけのおふだか!!」
「・・・そっそうです!!」
し・・・知らないけど!!!
ま、そういうことにしときますか!!!
「なんか貴重品らしいな…ありがとう。侑大。声をあげるよ」
「ホントですか!?」
「早く、彼女が見つかるといいな。ちなみに彼女の名前は佐々木 樹里亜・・・」
「え!?」
それだけ言い残して、ババアは消えた。
今、名前いった!?
サ・サ・キ・ジ・ュ・リ・ア
もしかして彼女の名前!?