平凡な恋の話 No.1
『ん?

 いやぁ~私たちはホントにみくちゃんが

 ラッパに入ってくれて感謝してるよぉ~』

ニヤニヤしながら言う泉先輩

なんで感謝されなきゃいけないんだろぉ・・・

『なんでですか?』

また質問してみる・・・

『それはねぇ~・・・

 いずれか気づくよっ』

・・・はぁ・・・

佐藤先輩もニヤニヤ中・・・

もうなんでもいいや・・・

後からわかることだったんなら

まぁ・・・わかる日を待つかなぁ

『まっ、それはいいとして・・・

 早速練習にはいろうかぁ』

さっきのニヤニヤを吹き飛ばして

堂本(弟)先輩が真面目に言い出した

『あぁ、そうだぁ

 私たちは練習まだできてないから

 ここは優秀な海我くんがみくちゃんを教えてくれない?』

そんなことをいいだしたのは泉先輩

海我先輩の答えはもちろん

『却下』

即答です・・・

するとここできました、古林先輩

『海我ぁ、強制だぁ』

『・・・わかったよ

 やればいいんだろ・・・?』

ホントになんなんだ? この2人は・・・

『んじゃぁ、頼んだぞぉ海我くん♪』

そう言って、先輩たちはどこかにいっちゃった・・・

部屋の中は私と海我先輩だけ・・・

なんか・・・怖いなぁ

『おい、春音』

『あ、はいっ!!

 ・・・あ』

急に呼ばれて驚いたけど・・・

さっき、‘春音’っていったぁ

わぁ、この人ちゃんと人の名前いえるんじゃぁん(馬鹿にしてる
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