平凡な恋の話 No.1
ホントの気持ちって?

私は首をかしげながら

海我先輩のほうをみた・・・

ら、ビックリしたよ・・・


だって、先輩の顔がいつにも増して

真っ赤なんだもんっ!!

それをみた泉先輩はニヤニヤ・・・?

『ッテメェ・・・』

海我先輩の顔色は変わらず

泉先輩を睨むようにみる

泉先輩はアハハと笑うだけ


でも・・・よかった

泉先輩が約束してくれたから・・・

‘コンクールで優勝できるように

 練習するから’って

『ん?

 どうしたの、みくちゃん?』

『・・・あっ、はっ、はい?』

泉先輩が私を呼ぶ声で

私は我に返った(気がする

先輩が言うには私、泉先輩と海我先輩が

話しているとき、ずっと笑ってたらしいの

自分でもなんでかわっかんなぁ~い

『まぁ、ともかく

 トランペットパートでペアを組み

 全パートをやる気にさせるよぉ』

泉先輩がうれしそうに手をグーにして空高く挙げる

私も先輩にやれやれと言われたから

ちょっと照れながら頭ぐらいまで挙げた

もちろん海我先輩は何をいわれても

しなかった・・・








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