平凡な恋の話 No.1


そんなことはどうでもええわいっ!!

どうにか説得しなきゃっ!!

私は思い切って口を開く

『あ、あのぉ・・・』

『協力しよう・・・』

『・・・ほえ・・・?』

今ぁ、なんてぇ?

ポカーンと口をあけっぱなしにして

返事をした先輩のほうを向く

『協力するよ

 コンクールおもしろいし

 本気だせば多分優勝はできるし?』

『あ、ありがとうございますっ!!』

私は深くふかぁ~く頭を下げた

私と海我先輩の決められたパートは

どうにかクリアっ!!

か~え~れ~る~

トロンボーンの部屋を出て

自分たちの部屋に戻る私と海我先輩

私はもうルンルン気分でいた

先輩はどうだかしらないけど

なんだかうれしそうに私はみえた

『あっ、みくちゃぁ~ん』

部屋に向かう途中、

泉先輩と佐藤先輩のペアと合流した

結果を言い合って、一緒に部屋へ

もちろん先輩たちのノルマもクリア!!

あとは古林先輩と堂本先輩ペア・・・

静かに部屋で待つ・・・


  ――30分経過――

『遅いねぇ・・・』

『そうですねぇ・・』


  ――40分経過――

『・・・・まだかなぁ』

『・・・遅いですねぇ・・・』



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