平凡な恋の話 No.1
『こっち側はおわったでぇ

 次はそっち側お願いしますやぁ』

堂本先輩が二ヒッと笑って私たちに自己紹介を求めた

『あ・・・

 えっとぉ、ウチは坂奇瑠璃です』

瑠璃はにこっと笑って自己紹介をした

『瑠璃ちゃんやな?

 んでぇそっちのこは?』

私をじっとみる堂本先輩

『・・・・・・・・・・。

 私は春音美紅・・・です』

『みく・・・か・・・』

『ん?』

私が自己紹介したあとにすぐ、

誰かが呼んだようなぁ・・・

気のせいかなぁ・・・?

私がん~?と考えていたらようしゃなく堂本先輩が

『あぁっ!!

 時間がヤバイわぁ・・・

 急ぐでぇっ!!』

グイグイと私たちの腕を引っ張り

音楽室へぇ~・・・














『すんませぇ~ん、遅れましたぁ』

『いいよ、いいよぉ』

音楽室には椅子に座っている生徒がたっくさん・・・

『おっ、堂本、海我、えんらいかわいい新入生つれてきたねぇ』

フルート(っていうのかな?)をもっている女の眼鏡の先輩が

堂本先輩と海我先輩に‘でかしたっ!’と声をかけた

私と瑠璃は前の方の椅子に座った


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