平凡な恋の話 No.1
『コンサート聴いて、とってもよかったから

 私は、はいろうかなぁ~って思ってますっ』

『んじゃぁ、片方がはいって

 もう片方がはいらないのはおかしいから

 お前、強制で吹部入部決定』

瑠璃がはいるといえば、

海我先輩が強制で私をいれるという・・・

おかしいでしょっ!! あきらかに!!

私は戸惑いながらもキッパリと

‘吹奏楽部にははいらない!!’

って言おうかとおもったら・・・

『明日入部届け持ってこなかったら・・・

 どうなるかわかるよなぁ・・・?』

海我先輩のおどし・・・

怖すぎるその表情、見て凍る背筋・・・

『は・・・はい

 入部させていただきます・・・』

私のバカぁああああああああああああああっ!!

私の返事をきくと

『そうか、よかった』

と、海我先輩が言った

あれ・・・きのせいかな??

海我先輩が笑ったようにみえた・・・

『そんじゃぁ、明日待ってるでぇ~』

堂本先輩がそういうと2人はどっかに行ってしまった

『みくぅ~ありがとぉ、はいってくれて

 ウチ1人だったらどうしようかと思ってたよぁ』

私も吹奏楽にはいるとなって上機嫌の瑠璃

私は笑ってすました

明日からたいへんになりそうだなぁ・・・

なんて思いながら

私と瑠璃は家に帰った・・・
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