あなたの言葉につつまれて・・・ ~いつもそばにはあなたがいた~
「私は自慢できるような
恋愛はしてきてないし、
人を傷つけたこともある。
私はね、私は・・・」


直哉の前で私は自分の
体を抱え込み、泣いてしまった。


すると直哉が、私の肩に
そっと上着をかけてくてた。


「俺には、絢香の過去は見えない。」


「直哉・・・」


「これからの絢香を見せてくれないか?」


「直哉・・・」


直哉は私を見て、にっこりと笑った。




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