あなたの言葉につつまれて・・・ ~いつもそばにはあなたがいた~
絢香は家に帰ると
ベッドに飛び込んだ。


「真希よかったなぁ・・・」


心からそう思った。
けど、私は・・・



直哉・・・ 


寂しいよ・・・


会いたいよ・・・


直哉・・・



私は直哉の名前を何度も
つぶやきながら、布団にしがみつき
声を上げて泣いた。


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