先生が好きです
立花さんは何も言わず、黙って

私の背中を撫でてくれた。

その手の温もりが凄く温かい。

「そうなんですか?知りませんでした。

園子様はその先生が本気で

好きなんですね。」

「はい。けどいいのです。叶わない恋

ですけど、毎日見れるだけで嬉しいのです。

卒業したら見れなくなりますけど。」

と立花さんに全てを話したら

少し気持ちが楽になった。

彼に言っても叶うわけがない。

けど、自分の本当の気持ちを話せた

事が嬉しかった。

何も言わず黙ってくれている、立花さんに

信頼を置ける人物でもあった。
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