りんごあめみたいな
りんごあめ
次の日。
穏やかな朝に、あたしは目を覚ました。
ふとんから出て、洗面所へ向かう。
顔を洗って、ふと見た自分の顔。
目が腫れていて、二重だった目は一重になっていた。
今日は学校休みでよかった。
明日には学校も始まるけど、たぶん腫れもすこしは良くなる。
こんな、顔で中島を見れない。
昨日はかなり大胆な告白をした。
思い出しては、顔が熱くなる。
キス―・・・するなんて。
自分でも考えてなかった。
告白だってしないつもりだったんだから。