パーフェクトな彼氏彼女
「………。」
「ジンさん、説明していただける?」
「あ、はい。たぶんここに書いてあるNさんって仁菜のことだと思います。彼女の父親がやっている事務所、まぁ遥の元事務所が情報提供者ではないかと思われます。」
そうだったの!?
仁菜って、あの仁菜だよね?
何もしてこないから、諦めたのかと思ったら…。
何というしつこさ…。
「それでこれからどうするつもり?顔出しするの?」
どうしよう…。
「俺は別にしてもイイ。」
「あたしも別にいいよ~。ここまで顔出さないで売れたんだし、もうイイと思~う。」