パーフェクトな彼氏彼女
いまいち状況が飲み込めていない様子。
だって、ジンさん今遥くんの隣にいるもんね?
「…え?じゃぁこのジンさんは…」
「そう、偽物だよ。その子がJ。」
「………っ!?」
まぁそうなるよね。
あたしだって、さっきジンさんが事務所出ていくとこ見なければ、ここにいるのはジンさんだって思っただろうし…。
それぐらいJの変装能力はすごい。
「はじめまして、遥。Jです。」
「は、はじめまして…。」
「そんなに固くならないでよ~。ちょっとした挨拶だから。それじゃ社長さん、僕もう行きますね。」
「はい、次もよろしくね。」
「は~い!!それでは!!」