パーフェクトな彼氏彼女
「ははっ、すぐに気付いたのは褒めてやるけど、さすがにSメンでも無理だろ!!何しろ、ここから東棟まで20分はかかるし、どれだけ体力があっても、階段上るのに最低5分はかかるからな!!」
そうなんです…。
実は、ここから東棟までは学園の端と端。
しかもこの学園、無駄に広いからね…。
でも…キョウとサワなら余裕じゃないかな?
「あの2人なら、やるよ。」
サクも同じこと思ってたみたいだ。
って、アレ?
「ソウと遥は?」
「あぁ、あの2人なら東棟の方に走って行ったよ。いくら辿り着いても、チョコの個数数え終われなければ意味ないからね。そのためにも、人数は多い方がいいでしょ?」
さすがサク…。