パーフェクトな彼氏彼女



家のインターホンが鳴った。



ソウとサクはソウの部屋でいちゃいちゃしているみたいだから、あたしが玄関に出る。



お風呂場から玄関って結構遠いんだ…。



覗き穴から見ても誰もいない。



あれ…?



確かにチャイム鳴ったよね?



もしかしたら…。



あたしが遅いから、帰っちゃった?って思ったり。



いや、悪戯…?って思ったり。



とりあえずドアを開けてみると…。



そこには帰ったはずの遥がいた。



ドアの前にしゃがみこんで。



涙を流しながら。







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