パーフェクトな彼氏彼女
今さら後悔の波が押し寄せる。
あのショー、カイさん出てたのにな…。
(カイさんって誰?って人は、第3章・お仕事。を参照)
『見てない』って言ったら、俺もう終わりだ…。
俺の人生終わっちゃう~…。
あのカイさんを思い出したら…。
さっき見た光景なんて、なんでもないように思えてきた…。
でも、俺にとっては大事件!!
「上がったよ~。何か飲む?」
「ん~、コーヒーで。」
「は~い。砂糖1杯にミルク多めだよね?」
「うん!!」
こんな些細なことも覚えてくれてるレン。
だからこれを話すのはレンしかいない。
レンだから話すんだ。