パーフェクトな彼氏彼女



「で?説明しろ。」


「…分かったよ。とりあえず、これ、飲みな。」





兄貴が淹れてくれた、ミルク多めのコーヒー。



何でこいつ知ってんの?



俺がコーヒーにはミルクたっぷり入れるって…。



覚えていたのか…?



…まさかな。





「お前も知っている通り、俺は高校卒業して少しした頃に家を出た。親父を探しに出たんだ。」





俺がモデル始めたころだよな…。



『じゃあな』って一言置き手紙を残して、兄貴はいなくなった…。



親父を探しに行ってたのか…。







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