キスに恋して…2
「あ…良平…見てたの?」


「当たり前だろ…」


「私なんかが選ばれたなんてオカシイね(笑)」


私はトロフィーを見ながら言った


良平は私の机の前に立ち、トロフィーを持った


「藤村とペアのトロフィーか…」


良平がポツリと呟いた


「え?」


「いや…良かったな〜藤村と選ばれて…さ…」


「うん…」


良平はトロフィーをそっと戻した


「楓…幸せか?」


「何?急に…」


真剣な顔の良平から目がそらせない






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