キスに恋して…2
私は綺麗な海を目の前にしながら頭の中で隣にいる獣のことを考えていた


付き合ってって言われたらどうしよう


この人、怖くないかな?


そんなことを考えていた時


「森下さん…俺と付き合う気ある?」


「え…あ…はい…」


私ってばすぐに答えてしまった


気になり始めていたから


「良かった〜」


獣が笑う


私はその彼のとても嬉しそうな顔を見て、不覚にもあの獣のような目を忘れてしまっていた





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