キスに恋して…2
土日は必ず彼と会った


会えない平日は、毎日電話がかかり、私はいつしか彼を獣だということを忘れて過ごしていた


遊園地に行ったり、ドライブに行ったりして楽しんでいた


付き合い始めの重い気持ちはいつしか消えて、少しずつ彼を好きになっていった


彼は私をとても大切にしてくれていて、知り合ったばかりの時に感じた【獣】をすっかり忘れていた


それはまだ何もされていなかったから…






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