キスに恋して…2
「デートしたくないって言われたんだよ?別れたいってことじゃないの?」


「何言ってんの?それは二人が話せばいいことだよ?喧嘩じゃないよ」


拍子抜けした顔で私を見る葵は少し照れたように言った


「私、どうしても遊園地に行きたかったんだもん…」


「真治くんだってどうしても水族館に行きたいのかもしれないよ?」


「ありがと!楓!私真治のとこ行ってくる」


そう言って立ち上がった瞬間


「葵!」


教室の入口の前に真治くんが立っていた






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