キスに恋して…2
「俺、ヤベエくらいハマッてしまってるよ」


夜景スポットまでの上り坂を進む車の中でそう言う


「あ…どうも…でも、こういうのは困る…私、親と住んでるし、夜中だし…」


私は思ってることをきちんと伝えた


「ごめん…」


「うん…ありがとう…私も会いたかった」


夜景スポットに着いた


辺りは真っ暗


当たり前だよね


「楓…」


敏之の顔が近づいてきた


私は自然と目をつぶり、唇が重なるのを待っていた


「んっ…」





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