キスに恋して…2
お店に残ったケーキではなく、毎回きちんと丁寧に箱に詰められていた


「ごちそうさま」


「楓、彼氏にお礼言っといてね」


私は頷き、部屋に戻った


あのチョコレートの板は食べずにコッソリ、ラップに包んで机の引き出しにしまった


クリスマスカードと一緒に


私は携帯の時計を見た


そろそろ帰り着く頃…


きっと電話がかかるはず






< 196 / 446 >

この作品をシェア

pagetop