キスに恋して…2
敏之は私から離れようとした


私はその体にしがみつき、後ろに手を回した


このままこの人に触れていたい


そう思って身体が勝手に敏之を抱き締めていた


唇が離れて顔を見合せる


「さ、帰りますか」


「お願いします」


ペコリと頭を下げた私の頭を撫でる敏之


車にエンジンがかかり、少しずつ進む


私は今、この人のことが凄く好き


イジワルだけど…


身体が反応する





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