キスに恋して…2
敏之は苛立ち始め、サッサと事を終わらせた


私は無言のまま、服を着てリビングへ向かった


帰りたい…


カチャ…


「楓…ごめん…俺…」


私は後ろに立つ敏之を見れなかった


お茶を一口飲み、気持ちを落ち着かせようとした


「楓………」


敏之は隣に座って頭を撫でる


「…いで…よ」


「え?」


「触らないでよ…」


敏之を見ないまま私は呟いた


「ごめ…ん…でも…俺…」


私は下を向いたまま、自分の気持ちを言った





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