キスに恋して…2
あの時、未練はないって言わなかったら別れてない?


どうして嘘だろ?本当か?って聞き返してくれなかったの?


もしかしたら今ならまだ間に合う?


でも…私には電話をする勇気はなかった


1週間後…土曜日の夜


敏之に電話をかけた


呼び出し音が凄く大きく響き、かなり緊張した


「もしもし…敏?私…楓」


「あ…楓ちゃん?俺、兄貴」


「お兄さん?」


私は驚いた


「あの…敏は…」


「楓ちゃん、もう電話してきちゃダメだよ…」






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