キスに恋して…2
「はい…すみ…ませ…ん…」


「時が経てば、あいつのこと…忘れるから…」


電話は切れた


ひっ…く……


私は布団の中で声を殺して泣いた


リビングにいるお母さんに聞かれたくなかった


敏之…電話に出たくなかったの?


それなら着信拒否してくれたらいいのに…


お兄さん出してズルイよ







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