キスに恋して…2
「直哉…」


「楓は?俺は楓の中で大事なランキング何番目?」


「大事なランキング…?」


私の頭の中で色んな事がよぎる


私には今、夢中になっているスポーツも芸術的なことも何もない


直哉、良平、友達、親、お兄ちゃん、服、どうしても順番は決められない


「楓は何が一番とか考えてねえんだろ?」


「え…?」


「楓はいつも皆の事を考えてるからな…」


「そうかな?」


「いつも誰かのことが頭にあるだろ?」


「ん〜そういえば…」


「今は誰が頭の中にいるんだ?」


直哉がイジワルな顔で聞いてきた





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