キスに恋して…2
直哉はス〜っと辺りを見渡し誰も近くにいないことを確認した


私が立ったと同時に直哉は背中を丸めて座り込んだ


「直哉?どうしたの?」


私は焦った


「ちょっと…直哉…?」


私は返事のない直哉の顔を覗き込んだ


「ちょっ………」


直哉はそれを待っていたかのように私の後ろ頭を片手で引き寄せキスをした


心配していた私はそんな直哉にムカついたが、絡みつく直哉の舌が、私のそんな気持ちを消していった






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